金融と軍事、あわせて「セキュリティ」
こんにちは! 吉田鈴香(Suzuka Yoshida)です。
国家安全保障の概念は、東西冷戦後ずいぶんと変化しました。
プレイヤーが国家だけではなく、民間の組織の場合もあれば、政治的対立をしている政治勢力もあれば、地域の争いもある。ですので、国家安全保障という言葉より、「セキュリティ」のほうが重用されるようになりました。
そのセキュリティを実行するには、軍備と金融の両方とも必要です。それも、決定的な意味を持つのはどちらかといえば、金融かも知れません。
為政者を苦しめる効果をもたらすのは、金融です。食糧を買うにも、武器を調達するにも、何をするにもマネーです。それが手に入らなかったら、どんな人も組織も何もできないのですから、マネーを締め上げることが肝要です。食糧支援など人道支援を止めても大した痛手にはなりません。
現実には、どの国でも軍事行動は防衛省で、金融は財務省など文官の仕事と分かれていて、緊密な連携はできない。首相、大統領など国のトップの指揮で、連携を進めていくしかないのです。さもないと、両分野は綱引き状態になりかねません。
韓国の対北朝鮮の報復額は、わずかに3億ドルしかないとか(産経新聞)。韓国が北朝鮮に軍事的にらみを利かせるなら、日本は金融で協力するといいと思います。以前よりはへったとはいえ、日本からの送金が北朝鮮の国家歳入のかなりを占めているのですから、かなり有効です。ヴィジブルではないけど、貢献度が高いことでしょう。
世界経済が統合されている今、セキュリティにおける金融の重要性はますます高まると思います。
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